口腔乾燥症(ドライマウス)
口腔乾燥症(ドライマウス)は口の中の唾液の量が減ることでカラカラに乾いてしまう病です。
例えば、舌を見た場合、通常の方と乾いている方はすぐに見分けが付きます。
そして、舌の乾きがひどくなると話すことも困難になるほど辛いのです。
この口腔乾燥症の潜在患者数は日本に約800万人がいるそうです。
さらに予備軍を含めると8000万人になると言われ、なんと4人に一人が該当します。
★口腔乾燥症の原因
唾液は口の中の上部や舌の下部2箇所にある唾液腺と呼ばれる袋状になっている組織
から分泌されます。
この唾液は自律神経で調節されているため、ストレスや疲労蓄積などによって自律神経が
乱れると、分泌量が低下してしまいます。
そしてこれが慢性化すると口腔乾燥症を引き起こすことがわかってきました。
健康な人の唾液は1日あたり1~1.5リットルの唾液を分泌していますが、口腔乾燥症の
方は0.5リットル以下になっています。ストレスは自覚がなくても溜まる傾向にあります。
若い頃と現在の体重を比べて10kg以上の差が有る場合は気をつけましょう。
★唾液が少ないとどうなるか?
唾液の量が低下すると唾液の質までが低下するため、抗菌力や消化を促す作用、
食べ物を飲みやすくすることや、傷ついた歯を修復することができなくなってしまいます。
特に唾液の抗菌力が低下して口の中に細菌が繁殖しやすくなり、その結果、風邪を引き
やすくなったり、虫歯になったりします。
高齢者の場合は肺炎の原因にもなりますので注意が必要です。
また、唾液量が減るとムチンが増えることでネバネバになってしまい、ネバネバが強くなる
ほど、唾液の質が低下していることになります。
★唾液量の検査方法
唾液量の検査は「キソウエット」という紙を使用します。
(医療機関でも使用されています)
この紙を舌に接触させ10秒間待ちます。
そして、キソウエットのどの位置まで唾液が上昇したかを見ますが、3mm以上なら唾液量は正常です。
その逆に3mm以下の場合は口腔乾燥症の疑いがありますので要注意です。
★唾液量を増やすには
食事と口の体操が必要ですので、まず食事は咀嚼回数を増やすようにしましょう。
そのためにはなるべく硬いものや、繊維質が多い食物を料理して食べると効果的です。

